くらし情報『悲しみを抱えた夫婦がたどり着く先は― 『ラビット・ホール』小島聖×田代万里生対談』

2022年2月15日 12:00

悲しみを抱えた夫婦がたどり着く先は― 『ラビット・ホール』小島聖×田代万里生対談

小島聖×田代万里生 撮影:川野結李歌

撮影:川野結李歌



幼い息子を事故で亡くした夫婦。苦しみと悲しみを抱きつつも、彼らを取り巻く人々との交流によって少しずつ変化していく夫婦の日常を繊細に描いた佳品がKAAT神奈川芸術劇場に登場する。デヴィッド・リンゼイ=アベアーによるこの戯曲は、2007年にピューリッツァー賞戯曲部門を受賞。ニコール・キッドマンが自らプロデュースし、主演した同名映画(2010年公開)も大きな話題を呼んだ。今回は、『チック』(2017年上演)の翻訳・演出で第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し注目される小山ゆうなが演出を担い、連続テレビ小説『まれ』など話題のテレビドラマの脚本を手掛ける篠﨑絵里子が上演台本を担当。精鋭クリエイター陣にも期待が集まる本作で、夫婦を演じるのは、瑞々しさと芯の強さを合わせ持ち、幅広いフィールドで存在感を示す小島聖(ベッカ役)と、ミュージカルや演劇の舞台において、豊かな表現力で役柄の幅を広げている田代万里生(ハウイー役)だ。切なくも優しい家族の物語がいかに立ち上がるか、稽古真っ只中のふたりに話を聞いた。

日々新たな感情と向き合う刺激的な稽古場

――稽古での手応え、あらためて感じる作品の印象や発見など、まずは今の率直な思いを教えてください。

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