第41回PFFグランプリは中尾広道監督の『おばけ』! 一生自主映画宣言!?
国立映画アーカイブ(旧東京国立近代美術館フィルムセンター)にて開催中の第41回「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」のコンペティション部門「PFFアワード2019」の表彰式が本日9月20日に行われ、中尾広道監督の『おばけ』がグランプリに輝いた。
本映画祭は、次世代の才能の発見と育成と、新しい映画の環境作りをテーマに1977年にスタートした自主映画のコンペティションをメインとしたもの。今年は495本の応募のなかから、18作品が入選。表彰式に出席した、白石和彌監督、西川朝子プロデューサー、写真家の野村佐紀子、山下敦弘監督、俳優で映画監督の斎藤工(ビデオ出演)が最終審査員を務め、グランプリが決定した。
ひとりで自主映画を作り続ける監督と、彼を見守る遥か宇宙の星たちとの関係を描いた本作。中尾監督は「いまの自分にできることは全部やりました。もし賞をもらえなかったら服を脱いであばれたろうかなと思っていました」と客席を笑わせつつも「この映画祭に出会えて、自主映画の魅力を知りましたし、背中を押してもらえました。いままでやってきたことを肯定してもらえたことに感謝します」と熱いメッセージ。
さらに中尾監督は「やりたくないことは絶対やらない。