“劇団四季ミュージカルの原点”『ジーザス・クライスト=スーパースター』〔ジャポネスク・バージョン〕本日開幕
撮影:上原タカシ
今年7月14日に創立70周年を迎えることを記念し、2023年から24年にかけて、代表作や再演リクエストの多かった人気作を数多くラインナップしている劇団四季。本日6月22日(木) には自由劇場にて、1973年の日本初演以来いく度となく再演されているミュージカル、『ジーザス・クライスト=スーパースター』〔ジャポネスク・バージョン〕が開幕する。同劇団が、「スターの知名度に頼らず、真の実力を持った俳優たちが、深いテーマ性のある作品を上演する」という現在のスタイルを確立した「劇団四季ミュージカルの原点」、と胸を張る名作だ。
作曲は『オペラ座の怪人』『キャッツ』のアンドリュー・ロイド=ウェバー、作詞は『ライオンキング』『アイーダ』のティム・ライス。巨匠たちが共にまだ20代だった頃、イエス・キリスト最後の7日間をロック音楽によって綴った本作は、ふたりの出世作にして記念すべきブロードウェイ・デビュー作でもある。1970年にコンセプトアルバムとして発表され翌年のブロードウェイで初演されて以降、世界各地で様々なプロダクションが誕生しており、近年だとロンドンでオリヴィエ賞リバイバルミュージカル作品賞に輝いたティモシー・シーダー演出版や、日本でラミン・カリムルーらが出演したコンサート版が記憶に新しい。
劇団四季には、共に創設者・浅利慶太の手による〔ジャポネスク・バージョン〕と〔エルサレム・バージョン〕(1976年初演)のふたつがあり、本日開幕するのは前者。舞台上を大八車が行き交うなか、歌舞伎風メイクを施した俳優たちが、和楽器が加わった音楽に合わせて躍動する独創的な演出は、かつてロンドンで上演された際にも高い評価を獲得した。
なお、傾斜舞台によって舞台上にイスラエルの荒野を再現した〔エルサレム・バージョン〕も、同じく70周年記念の一環として来年2月に上演される予定。浅利演出の神髄と言われるふたつの『ジーザス・クライスト=スーパースター』、ぜひこの機会にあわせて楽しみたい。
文:熊田音子
<公演情報>
劇団四季『ジーザス・クライスト=スーパースター』〔ジャポネスク・バージョン〕
2023年6月22日(木)~7月16日(日)
会場:東京・自由劇場
※前売券完売
公式サイト:
https://www.shiki.jp/applause/jesus_ja/
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