ラカトシュ・アンサンブルwith三浦一馬 超絶ヴァイオリンとバンドネオンの名手が贈る夢の一夜
ラカトシュの名を聞いて懐かしさを感じるファンも多いのではないだろうか。今から15年ほど前になるだろうか、他に例のない超絶技巧を引っさげて登場したロビー・ラカトシュは、その怪異な容貌も相まって、一気にクラシック界の話題の主となったことが思い出される。ジプシーヴァイオリン独特の天衣無縫の面白さは、ジャンルを超えて人々に愛される音楽だったのだ。
そのラカトシュが再び来日する。しかも今回は、自らのアンサンブルとともに、日本を代表する若きバンドネオン奏者、三浦一馬との共演となればこれは楽しみ。お互いの感性が噛み合うこと間違い無しの素敵なステージが期待できる。
プログラムには、モンティ「チャールダッシュ」にハチャトゥリアン「剣の舞」やルーマニア民謡「ひばり」などのほか、ピアソラ「リベルタンゴ」やロドリゲス「ラ・クンパルシータ」などなど、ラカトシュと三浦一馬の得意技が満載。まさに異種格闘技戦の趣も垣間見れるのだから楽しい限り。
三浦一馬
●公演概要
11月15日(金)彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
11月18日(月)東京文化会館 大ホール