新型コロナウィルスの影響によって中断されていたクラシック・コンサートに再開の兆しが見え始めた。
いち早く定期演奏会を再開する「関西フィルハーモニー管弦楽団」については、先日のニュース記事でお伝えした通り。6月27日(土)にザ・シンフォニーホールで行われる再開コンサートが楽しみでならない。
関東圏のオーケストラの動きにも注目したい。ミューザ川崎シンフォニーホールを拠点とする「東京交響楽団」からは、6月26日の「第681回定期演奏会(サントリーホール)」と、6月28日の「川崎定期演奏会第76回(ミューザ川崎シンフォニーホール)」の開催準備を進めるとの一方が届いた。東京都の定めるロードマップ「ステップ3」へ移行しなかった場合や、行政の指導、今後の感染状況によっては、公演直前に当公演を中止や延期とする注釈付きではあるが、これは画期的な出来事に違いない。
一方、“東京におけるコンサートのメッカ”サントリーホールからも、主催公演に関する新たな試みが発表された。毎年恒例の室内楽イベント「サントリーホール・チェンバーミュージックガーデン(CMG)」は、「サントリーホール・CMGオンライン」として有料ライブ配信を実施する。