劇団四季、創立記念日7月14日より各地で公演を再開
撮影:樋口隆宏
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国各地のすべての公演を中止していた劇団四季が、7月14日から、感染防止対策を徹底した上で、順次公演を再開する。
7月14日は、今年67周年を迎える劇団の創立記念日であり、本来なら、首都圏の新たな拠点となるJR東日本四季劇場が、東京・竹芝に開場するはずの日でもあった。
その特別な日に、全公演に先がけてまず再開するのは、東京・大井町の四季劇場[夏]で公演中だった、ディズニーのミュージカル『ライオンキング』東京公演だ。2月27日に中止を余儀なくされて以来、4ヶ月半ぶりの上演となる。1998年の日本初演開幕から21年、通算総公演回数は1万2,000回を優に超え、観客動員数も約1,250万人を数える、この劇団四季のみならず、日本を代表するミュージカルが真っ先に公演を再開するのは頷ける。
同じく7月14日、横浜のKAAT神奈川芸術劇場で幕を開けるのは、ABBAのヒットナンバーで綴られたミュージカル『マンマ・ミーア!』。3月28日の開幕予定から、3ヶ月半遅れでやっと初日を迎えることになった。この日程変更に伴い、当初発表されていた8月10日の千秋楽を2週間延長し、8月23日まで上演される。