“回遊型”で注目の「豊岡演劇祭2026」今年も開催 フリンジ参加者を募集中
兵庫県豊岡市を中心に、2026年9月18日(金)~27日(日) の10日間にわたって「豊岡演劇祭2026」が開催される。今年で7年目を迎える豊岡演劇祭は、観光やまちづくりと連動した、世界でも珍しい回遊型の演劇祭として親しまれ、多くの舞台芸術ファンの熱い視線を集めている。開催の発表とともに、今年もフリンジ参加の団体、個人の募集がスタートした。
2020年に始まった豊岡演劇祭。2025年からは開催エリアが但馬地域全域に広がり、劇場だけではなく温泉街、海岸、高原、神社の境内に設けられた木造の農村舞台など、まちの至る所が舞台に。山陰海岸ジオパークとも重なる土地の魅力を存分に引き出すとともに、多彩なプログラムが上演される。
国内外のアーティストやストリートパフォーマーなど124団体が参加した昨年の演劇祭では、ディレクターズプログラムとして、竹野浜特設ステージで上演されたスリーピルバーグスによる第3回野外公演 in ビーチ!『歌唱劇 パラダイスをくちずさむ』、芸術文化観光専門職大学 静思堂シアターにおけるチェルフィッチュ『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』をはじめとする数々の話題作が登場。演劇祭プロデュースによるフェスティバルプロデュースでは、地域、食、交通などとアートを掛け合わせ、舞台芸術の可能性をより拡張する個性的なプログラムが組まれた。
さらに、140件を超える応募から選ばれた作品を多彩な会場で上演するフリンジ セレクションをはじめ、元パチンコ店をリノベーションした小劇場・豊岡ミリオン座にて、クールごとに3団体が短編を連続上演するフリンジショーケース、大道芸や音楽などジャンルを問わず、劇場を飛び出しまちを彩るフリンジストリートと、多彩なフリンジプログラムを用意。国際交流プログラム、地域交流プログラムやトーク・ワークショップも幅広く実施された。
スリーピルバーグス第3回野外公演 in ビーチ!『歌唱劇パラダイスをくちずさむ』 (C) igaki photo studio
チェルフィッチュ『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』 (C) igaki photo studio
フェスティバルディレクターの平田オリザは、「豊岡演劇祭2026が始動します。コロナ禍が明け、フルスペック開催から3年目。豊岡演劇祭は、名実ともに日本最大級の演劇祭へと育ってきました。この演劇祭が目指すのは、アジアの舞台芸術のハブとなり、多くのアーティストが憧れる演劇祭です」と、演劇祭の魅力をアピール。また豊岡演劇祭実行委員会会長(豊岡ツーリズム協議会会長) の高宮浩之は、「昨年は“演、縁、宴。”をテーマに開催しましたが、2026年度は、その“縁”をさらに外へと広げ、これまで以上にボーダーレスで“国際色豊かな祝祭”を目指しています」とコメント。
「現在、9月の開催に向けて、国内外から集まる多彩なアーティストたちと、この地でしか成し得ない“驚き”を準備しています。プログラムの全容公開まで、いましばらくお待ちください」と呼びかけている。
フリンジプログラムは、セレクション、ショーケース、ストリートの3部門で参加者を募集中。締め切りは2026年4月1日(水)9時、公式サイトには応募に関するQ&Aも掲載されている。
「豊岡演劇祭2025」フリンジプログラムより、Humpit『Swallow a room』(C)トモカネアヤカ
「豊岡演劇祭2025」フリンジプログラムより、餓鬼の断食『STUDY | 修飾を歓迎する環境←→拒否する身体』 (C)トモカネアヤカ
「豊岡演劇祭2025」フリンジプログラムより、糸口と問い『ラジオとワークショップ』(C)トモカネアヤカ
「豊岡演劇祭2025」フリンジプログラムより、うきも -project-『うきふね』(C)トモカネアヤカ
〈イベント情報〉
「豊岡演劇祭2026」
開催期間:2026年9月18日(金)~27日(日)
公式サイト:
https://toyooka-theaterfestival.jp
豊岡演劇祭2026フリンジ公募詳細はこちら https://toyooka-theaterfestival.jp/fringe-opencall2026/
※公募期間:2026年3月2日(月)~4月1日(水) 9:00申込締切