千葉雄大、藤井隆ら出演 KAAT『ジャズ大名』再演の詳細発表
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』の公演詳細が発表された。
筒井康隆の傑作小説を舞台化した本作は、江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が、彼らの奏でる音楽の虜となり、城中でジャムセッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。2023年の初演では、物語の舞台を原作の九州の小藩から実在した神奈川・小田原藩の支藩・荻野山中藩に置き換え、KAATならではのオリジナル作品を創り上げた。音楽とダンスの狂乱で観客を熱狂の渦に巻き込んだ本作が、一部キャストを一新して待望の再演を迎える。
本作で初共演を果たした千葉雄大と藤井隆が再演でも続投。息の合った掛け合いで、爽快かつ熱く舞台を駆け抜ける。再演にあたっては、入野自由、植本純米、野口かおるといった実力派キャストが新たに加入。パワーアップしたキャスト陣で、原作の精神を痛快に現代に蘇らせる。
上演台本と演出は、舞台のみならず映像界でも多くの作品に関わる福原充則。その高い空間演出力で、筒井ワールドを存分に表現する。音楽は、栗コーダーカルテットをはじめ、ジャズの周辺で多彩な活動を展開する関島岳郎のもと、即興性の高い、ジャンルを横断した演奏で注目されるユニークなミュージシャンたちが再び集結、全編生演奏で魅了する。振付は、劇団・少年王者舘に欠かせない独特なダンス表現を担う夕沈が担い、手足の複雑な動きとスピード感を組み合わせた「幾何学的」とも評されるダンスがどのような変化をもたらすか注目だ。
『ジャズ大名』は、2026年12月19日(土) から29日(火) まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>で上演後、2027年1月から2月にかけて岡山・富山・愛知・福島公演が行われる。
【あらすじ】
維新の嵐が吹き荒れる江戸末期、アメリカの南北戦争が終結し、解放された黒人奴隷が故郷のアフリカを目指して船に乗り込むが、日本の小藩に流れ着いてしまう。鎖国の世、外国人の取扱いに困る藩の役人らは彼らを座敷牢に閉じこめておくが、好奇心旺盛な藩主・大久保教義(千葉雄大)は彼らの奏でる楽器の音に夢中になり、家老・石出九郎左衛門(藤井隆)の制止も聞かず、次第に城中を巻き込んでジャム・セッションを繰り広げていく。熱狂はいつまでもいつまでも続き、そして……。
<公演情報>
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』
原作:筒井康隆(『エロチック街道』(新潮文庫)所収)
上演台本:福原充則、山西竜矢
演出:福原充則
音楽:関島岳郎
振付:夕沈(少年王者舘)
出演:
千葉雄大藤井隆入野自由大堀こういち
植本純米野口かおる永島敬三
今國雅彦菊池銀河井上向日葵米良まさひろ
ダンテ・カーヴァー井上イサナジョエル・ショウヘイ
石橋和也海上学彦辻京太山下直哉山本亜手子(少年王者舘)
演奏:
大熊ワタル(クラリネット、篳篥)川口義之(サックス)辰巳光英(トランペット、テルミン)
和田充弘(トロンボーン)桜井芳樹(ギター)こぐれみわぞう(箏、チンドン太鼓)
関根真理(打楽器)関島岳郎(テューバ)
2026年12月19日(土)~29日(火)
会場:神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
チケット一般発売日:2026年9月26日(土)
※2027年1月~2月、岡山・富山・愛知・福島公演あり
公式サイト:
https://www.kaat.jp/d/jazz_daimyo2026