「ザ・コンランショップ」で知られるデザイナー、テレンス・コンランの実像に迫る展覧会が東京ステーションギャラリーで
(1997年開店) Photo: Alex Pareas, Courtesy of Conran and Partners
「無駄なく、シンプルで、機能的」なデザインが生活の質を向上させるという信念のもと、個人の生活空間から都市や社会までも広く視野に入れ、デザインによる変革に突き進むと同時に、世界のデザインブームの火付け役ともなったコンラン。同展は、彼がパターン・デザインを手がけた食器やテキスタイルなどの初期のプロダクト、家具デザインのためのマケット、ショップやレストランのアイテム、発想の源でもあった愛用品、著書、写真、映像など、300点以上の作品や資料に加え、彼から影響を受けた人々のインタビューを交えながら、様々なコンラン像を浮かびあがらせていく。
コンランのパターン・デザインによるディナープレート《チェッカーズ》、1957 年
「デザインが暮らしを豊かにすること、いつでもこれが私にとって一番大事なことだった」と語っていたコンランの魅力がたっぷりつまった展覧会で、暮らしを豊かにするデザインの数々を堪能するととともに、デザインが果たす役割や意義にも思いを馳せたい。Courtesy of the Conran family, Conran Foundation and Conran IP LTD.
<開催概要>
『テレンス・コンランモダン・ブリテンをデザインする』
会期:2024年10月12日(土)