新型コロナウィルス感染拡大防止のために開催延期となっていた「日本・ポーランド国交樹立100周年記念『ショパン 200年の肖像』展」が、6月2日から開催されている(〜6月28日/練馬区立美術館:月曜休館)。
当初の予定よりも大幅に期間が短縮され、関連事業として予定されていた「ショパン!ショパン!ショパン!」のイベント等も中止または延期となってしまっただけに、短期間とは言えども展覧会が開催されることは幸いだ。
同展では、現在、ショパンの遺品・権利などを一括して保有・管理、研究および普及活動を行っているワルシャワの国立フレデリック・ショパン研究所(NIFC:Narodowy Instytut Fryderka Chopina)の全面協力のもと、同研究所の所有する本邦初公開の自筆譜や手紙、美術作品などを中心に、ワルシャワ国立博物館やドルトレヒト美術館(オランダ)、国内美術館が所蔵する油彩画など貴重な約250点が展示されている。
音声ガイドに人気声優、坂本真綾を起用するほか、漫画『ピアノの森』の原画展示も行うなど、クラシックファンはもちろん、一般の方でも気軽にショパンに親しむ工夫が随所に見られる展覧会だ。