ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団来日&オンライン記者会見開催 このツアーがクラシック界の未来を切り開く!
11月5日より待望の日本ツアーを開催するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日記者会見がオンラインで開催された。壇上には、同団楽団長ダニエル・フィロシャウアー&事務局長ミヒャエル・ブラーデラー両氏が並び、今回の来日公演開催に関する経緯と想いを熱く語った。
「コロナ禍においても、日本公演を中止するという考えはまったくなかった」という意気込みと「この時期であるがゆえに公演を実現することが、クラシック界の未来に新たなレールを敷く」という言葉が強く心に残る会見だ。まさに、感染症対応には万全の上に万全を期し、数々の難題をクリアーして実現した今回の公演が、今後のイベント展開に与える影響は限りなく大きい。
まずは、ステージ上でのソーシャルディスタンスにも気を使いつつ、当初のプログラムを変更なく行う対応力と、ウィーン・フィル本来の響きを保つことにこだわったというパフォーマンスに期待したい。
公演は、11月5日を皮切りに、14日までの約10日間に渡って行われる。これこそは、コロナ禍に見舞われたクラシック界において、何物にも代えがたい素敵なプレゼントに違いない。
●公演情報
■2020北九州国際音楽祭ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(日時)