くらし情報『隈研吾の建築を、ネコの目線で再検証!? クマとネコの意外な関係とは?』

隈研吾の建築を、ネコの目線で再検証!? クマとネコの意外な関係とは?

隈研吾 撮影:渡邊明音

撮影:渡邊明音



スコットランド初のデザイン博物館「V&Aダンディー」や、この夏、いよいよ世界にお披露目される「国立競技場」の設計への参画など、国際的に注目される建築家・隈研吾。彼の公共性の高い建築68件を、隈本人が「ネコ目線」で解説するという、なんとも不思議かつ大規模な個展が、6月18日(金)より東京国立近代美術館で開催される。この展覧会『隈研吾展新しい公共性をつくるためのネコの5原則』について、隈研吾本人に聞いた。

飼いネコを捨てられて建築家に

隈研吾の建築を、ネコの目線で再検証!? クマとネコの意外な関係とは?


――まず、本展のタイトルを聞いた人の多くが「なぜネコ?」と思うと思うのですが、隈さんはもともとネコがお好きなのですか?

実は子どもの頃から大のネコ好きです。それが高じて獣医になろうと思っていたほど。ところがネコ嫌いの父親に飼いネコを捨てられてしまい、それを機に建築の道に進んだのです。

――隈さんの建築の原点には、本当にネコがいたというわけですね。

最近気づいたのですが、僕がやってきたことは、コンクリートの冷たい建築の中に、ネコのように小さくて柔らかく、温かいものを取り入れること。ネコとバータ-(交換)で建築家になったという想いがあるからか、自分の建築の中にネコ的なものを取り戻したかったんでしょうね。

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