もう子供じゃない、でも大人でもない19歳のふたりだからできる演奏がここに! さくらしめじ配信ライブレポート
2014年、中学生フォークデュオとして結成した当時は、あどけない笑顔がずいぶんと幼く見えた「さくらしめじ」の高田彪我と田中雅功。2020年、彪我の19歳の誕生日である10月23日に開催された配信ライブ「それでも進むから、少しの勇気を。」は、なんと21時スタートという、さくらしめじ初の夜ライブ。もう子供じゃない、でも完全な大人でもない繊細な、そして貴重な時期を駆け抜けつつあるふたりの、「今」をレポートしてみよう。
配信時間の少し前にログインすると、モニターには暗い散歩道の画像。しばらくすると、いきなりムービーが始まった。明るい日差しだが、どうやら小雨が降っている中、傘をさした彪我が歩いている。どこかの山の中といった風景で、カメラマン役らしい雅功が姿を見せぬまま「次はどこに行くの?」と語りかけると、「食料調達をしに狩りへ行きます……あ、キノコ!食べれるやつかなあ。食べれなそうだね」と彪我。
「本当に食料調達をするつもりなんだ!」とからかい半分な声の雅功。そして始まったときと同じくらい唐突に終わるムービー。これは何かの前振り?
約束の時間になると、モニターには暗闇の中でライトアップされる、猫じゃらしなどの野草があらわれた。