2023年6月14日 18:00
音楽劇『ある馬の物語』座談会 成河・別所哲也・小西遼生・音月桂×白井晃
実際に今、これは難しいだろうという僕の頭の中のイメージを、無謀にトライしてくれるホルストメールがいて……。
成河ククククク!
白井僕は逆に「まだまだ!」と制止しながら稽古をしている状況です。(一同笑)トルストイが100年以上前に書いた小説をもとに50年ほど前に書かれた戯曲を、僕たちが2023年に上演することの意味合いをつけられたらいいなと思って、上演台本を手掛けました。セリフに関してはいつもそうなのですけど、翻訳の言葉をどう噛み砕いて今の僕たちの言葉にするか、この作業にすごく時間をかけました。自分で音読してみて、成河さんや別所さん、小西さんや音月さんをイメージしながら言葉を揉んでいきました。
成河セリフに白井さんのこだわりを感じて、すごく嬉しいんですよ。ロゾフスキーさんの戯曲もかなり詩的で、面白そうだけれどずいぶん無茶なことを書くなと思っていたのですが、白井さんの上演台本を読んだら、それのさらに上をいく楽しい無茶がたくさん書かれていて(笑)。信頼出来るスタッフさんがいるから大丈夫、この稽古場で思いっきり子供になって実験してみよう! という白井さんの思いが伝わってきました。
セリフの一言一言も本当にこだわり抜いて書かれているなと。