2023年2月9日 18:00
“Awesome City Clubになりたい”マハラージャンが本人たちとコラボ 『HIGH FIVE 2023』札幌公演オフィシャルレポート
アンビエントなSEが流れ、カラフルな衣装とターバンに身を包んだマハラージャンが登場すると会場は大きな拍手で包まれた。
SEがやむと間髪入れず、ゴールドカラーのギターが鳴らすバッキングと共に「僕のスピな人」に突入。先鋒のオーサムのステージの余熱もあってか、イントロから「札幌ーー!!」と叫び、のっけからハイテンションのマハラージャン。次に披露された「その気にさせないで」の前に語った「オーサムも最高だったけど、僕らもガンガンいきますよー!!」という言葉の通り、代名詞とも言える軽快なギターカッティングと共に、彼の音楽世界にオーディエンスを誘っていく。
マハラージャン
同楽曲のラストで魅せた咆哮しかり、音源で受ける印象以上に強固なフィジカルをステージで披露していく。「オーサムに負けないように、皆さんも踊り狂って欲しいのでよろしくお願いします!」と言って披露された「適材適所」には、彼の魅力がたっぷり詰まっていた。
ダンサブルかつトリッキーな曲展開だからこそ露わになる、彼独自のリズム感とワードセンス。特に後者に関しては、一聴すれば突飛なように感じるリリックも〈適材適所。
ハマりたい。〉のように、実は身近な目線で共感できる余地が含まれていることや、徹底的なリフレインが生み出す中毒性など、抜け感のバランスが絶妙なのである。