野村萬斎が芸術監督を務めるシリーズ『狂言劇場』第9弾、「法螺侍」「鮎」6月18日より世田谷パブリックシアターにて上演
野村萬斎が芸術監督を務めるシリーズ『狂言劇場』の第9弾が、 6月18日(金)より世田谷パブリックシアターにて上演されることが決定した。
古典芸能という枠にとどまらない、「“舞台芸術=パフォーミングアーツ”としての狂言」というコンセプトに基づきに、2004年にスタートしたシリーズ『狂言劇場』。世田谷パブリックシアターの劇場空間に特設能舞台を設置し、数々の名曲を上演するほか、舞の新作『MANSAIボレロ』を発表するなど、狂言の多角的な魅力を提示してきた。劇場空間ならではの、オリジナリティあふれる舞台美術や新しい演出が毎回話題を呼んでいる。
今回は、狂言劇場には初登場となる「法螺侍」と「鮎」という2作品が、新たな配役と演出で上演される。「法螺侍」は、イギリスのシェイクスピア劇『ウィンザーの陽気な女房たち」を題材にしたオペラ「ファルスタッフ」をもとに、新しい狂言作品として作られた狂言。主人の悪だくみを知った太郎冠者と次郎冠者がみんなで協力して主人を懲らしめる。これまで野村万作が演じてきた洞田助右衛門を、初めて野村萬斎が挑む配役に注目してほしい。
そして、2017年に国立能楽堂で初演された「鮎」