くらし情報『風間杜夫が初のテント芝居出演 新宿梁山泊『ベンガルの虎』が本日開幕』

2021年6月12日 11:00

風間杜夫が初のテント芝居出演 新宿梁山泊『ベンガルの虎』が本日開幕

新宿梁山泊 第70回公演 『ベンガルの虎』


新宿梁山泊の第70回公演『ベンガルの虎』が6月12日(土)より東京・新宿の花園神社特設紫テントにて開幕する。本作は1973年に初演された唐十郎の代表作のひとつで、新宿梁山泊は2009年に井の頭恩賜公園西園特設紫テントで初めて上演。“唐十郎という劇作家の成熟の頂点をなす作品”とも言われるこの作品の3度目の上演に挑む。

物語のベースにあるのは、市川崑監督による映画でも知られる名作『ビルマの竪琴』。主人公・水島上等兵は、戦死者の霊を弔うために故国へ帰ることを頑として拒否したはずだが、実は日本に帰っていて、戦死者の遺骨で大量のハンコをつくっているという皮肉な設定ではじまる。水島と結婚の約束をした女・カンナは、その証に預かったハンコを手に東京の下町に彼を探しにやってくる。そこで、かつての水島の上官であった俗物隊長と、その部下である腹心と片腕がハンコ屋を営んでいた。水島の行方を探すカンナは、流しの兄弟、左近と右近に痛めつけられている新米流しの少年・銀次を助ける。
銀次は、カンナに翻弄されながら道連れとなっていく……。

主演は風間杜夫。一人芝居やミュージカル、落語と多彩に活動する風間だが、テント芝居への出演は今回が初めてだ。

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