くらし情報『中島美嘉、初のブルーノート公演完遂「この場所で歌えたこと、絶対に忘れません」』

2021年11月9日 17:20

中島美嘉、初のブルーノート公演完遂「この場所で歌えたこと、絶対に忘れません」

中島美嘉、初のブルーノート公演完遂「この場所で歌えたこと、絶対に忘れません」


「最後まで、心を込めて歌わせていただきます。楽しんでいただけたら嬉しいです」という挨拶を挟み、「WILL」「ORION」と初期のバラード2曲を披露。星空を想起させる映像、壮大にして繊細な歌声が共鳴し、豊かな音楽世界へと結びつけた。

ここからは、彼女の奥深い音楽性を実感できる場面が続いた。アコースティック・ジャズの質感を注ぎ込んだアレンジで披露されたのは「aroma」。愛を失った女性の姿を生々しく描き出す歌の表現も絶品だ。さらにクラシカルな雰囲気をたたえた「SYMPHONIA」では観客に手拍子を要求。ドラマティックに展開するメロディとともに、心地よい一体感を生み出した。
一人一人と笑顔で目を合わせる姿も印象的だ。

中島自身がリスペクトしてやまない加藤ミリヤの「愛が降る」をカバーした後は、20年のキャリアのなかで生み出してきた名曲が続いた。20年ぶりに秋元康(作詞)とタッグを組んだ「知りたいこと、知りたくないこと」では、《今だけがあればいい / 過去も未来もいらない》というフレーズを情熱的に解き放つ。

中島美嘉、初のブルーノート公演完遂「この場所で歌えたこと、絶対に忘れません」


そして「僕が死のうと思ったのは」では、絶望と葛藤を抱えながら、それでも生きていこうとする“僕”の姿を描いたシリアス歌詞に強いエモーションを与える。

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