コロナが収束する気配を見せない中、カンヌ映画祭が、今年の開催を2か月延期すると発表した。
新たな日程は7月6日から11日。9月1日に開催のヴェネツィア映画祭まで1か月半しか開かないことになる。
トロントとニューヨークはヴァーチャルで決行し、明日から開催のサンダンスや3月のサウスバイ・サウスウエストも同様だ。しかし、カンヌをはじめとするヨーロッパの映画祭は、昔ながらのやり方にこだわり続けている。昨年、カンヌはキャンセルをやむなくされ、上映が決まっていた作品は、カンヌのレーベルをつけて、その後のほかの映画祭で上映された。
文=猿渡由紀