2021年11月26日 18:00
石丸幹二「歪んだ“パラレルワールド”見届けて」、ミュージカル『蜘蛛女のキス』開幕
ミュージカル『蜘蛛女のキス』が11月26日に開幕する。これに先立ち、報道陣向けのプレスコールが行われた。
アルゼンチンの作家マヌエル・プイグの小説を原作にミュージカル化され、1993年のトニー賞7部門を制した本作。『キャバレー』『シカゴ』で知られるジョン・カンダー(音楽)とフレッド・エブ(歌詞)のコンビが手がける楽曲は人気が高く、1996年以降に日本でも定期的に上演されている。今回の上演版では、劇団チョコレートケーキの日澤雄介が初めてグランドミュージカルを演出する。
劇中では、ラテンアメリカにある刑務所の一室を舞台にした物語が展開。映画を愛するモリーナ(石丸幹二)は、社会主義運動の政治犯バレンティン(相葉裕樹 / 村井良大:Wキャスト)と同室に。最初は互いを理解できず激しく対立するふたりだったが、極限状態の中、モリーナが映画スターのオーロラ、また彼女が演じる蜘蛛女(安蘭けい:2役)について語るうちに、心を通わせていく──。
ミュージカル『蜘蛛女のキス』より左)石丸幹二右)村井良大撮影:渡部孝弘
プレスコールは1幕から計6曲、2シーンが公開された。最初はモリーナとバレンティンが監獄で同室になる出会いの様子が綴られる。