2023年4月18日 11:30
戦前の日本におけるベルギー美術の受容について探る『ベルギーと日本 光をえがき、命をかたどる』4月29日より開催
その結果、主に労働者を取り上げたムーニエは、「炭坑夫の彫刻家」としてロダンと並ぶほどの人気を集めたという。同展では、ムーニエの影響を受けた他の日本人彫刻家の作品も並べ、戦前の日本におけるムーニエ受容の検証も進めている。
そのほか、大原美術館のために作品収集に務めた児島が収集したベルギー人画家の作品や、第一次大戦中のベルギーと関東大震災後の日本の被災者救援のために企画されたチャリティー展の出品作、また詩人で美術評論家の瀧口修造が紹介したベルギーのシュルレアリスムの旗手ルネ・マグリットの作品など、ベルギー美術が日本でどのように受容されてきたのかが多角的に紹介されている。これまであまりフォーカスされることのなかったテーマに光をあてた同展は、新たな知見に出会える興味深い展覧会だ。
<開催情報>
『ベルギーと日本光をえがき、命をかたどる』
会期:2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)
会場:目黒区美術館
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜
料金:一般800円、大高・65歳以上600円
公式サイト:
https://mmat.jp/
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