厳選した約240点を初披露『山中現展 描かれた詩』1月28日より開催
2023年1月28日(土) より、群馬県立館林美術館では『山中現展 描かれた詩』を開催する。現在日本で最も活躍している画家・版画家のひとり、山中現(1954-)の初期から近作までを紹介する展覧会だ。
福島県喜多方出身の山中は、1974年、東京藝術大学美術学部油画科に入学。在学中に、版画家であり版画史研究家として知られる小野忠重(1909-1990)の版画の集中講義を受けたことがきっかけで、木版画を始めた。初期には、宇宙や夜を背景に棒状のかたちが登場するモノクロームのシリーズを発表。作者本人の代表的な世界観を構築したかに見えたが、1980年代末頃からは、鮮やかな色と単純なかたちによる、静謐で詩情あふれる世界を生み出している。
2021年、県内の現代美術コレクターI氏より山中作品327点を寄贈された同館。そのなかから約240点を紹介する同展では、山中の油彩画やガラス絵なども展示して、多方面より、山中の作品世界に迫っていく。
また、館林出身の版画家・藤牧義夫(1911-1935?)に対するオマージュ作品として、山中が同展に合わせて制作した木版画《F氏のために》は版木とともに展示される、本邦初公開の注目作だ。
ちなみに藤牧は1930年代に東京下町の風景を描いたことでも知られる創作版画家だったが、24歳の時、山中が版画家になるきっかけとなった小野忠重宅を訪れて、荷物を預けた後失踪し、そのまま行方知れずとなった。山中は、自分と小野、藤牧とのつながりに、何か因縁を感じたのかもしれない。
そのほか会期中は、作家本人とコレクターとの対談や、学芸員による作品解説、プラ板を使ったキーホルダー作りのワークショップなど、関連イベントも多数。詳細は美術館ホームページで確認を。
《ひとつの水》2001年
《遠い屋根》2003年
《星空IV》1987年
《石を集める》2011年
《夢の街で》2011年
<開催情報>
『山中現展 描かれた詩』
会期:2023年1月28日(土)~4月2日(日)
会場:群馬県立館林美術館
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)
料金:一般 620円/大高 310円/中小 250円
※群馬在住の65歳以上の方は平日のみ2割引
※同時開催:『コレクション展示「近現代の彫刻 III」』『フランソワ・ポンポン関連資料より―頭像と全身像―』
公式サイト:
http://www.gmat.pref.gunma.jp/
提供元の記事
関連リンク
-
new
相性抜群な彼とめぐり逢う!お付き合い前にチェックしたいポイント
-
離婚後に義母が大喜び…懇願された唯一の約束とは? 再スタートできると思ってたのに!
-
new
<埼玉・道の駅おがわまち>12月27日~1月4日開催 冬のごちそうフェスタ~詰め放題&ふるまい祭り~白菜も埼玉県産深谷ねぎも極細おいものけんぴも詰め放題!!旬の深谷ねぎをその場で焼いて食べる!「ねぎ焼きコーナー」も開催
-
産後の妻を『金の亡者』だと罵る夫。強気に“タワマン退去命令”を下すも…【致命的な見落とし】で人生が崩壊!?
-
つるの剛士、国産EV白バイで“ライダー”に変身 ノリノリでソルジェント光線を連発 ヒーローらしく法を遵守で4期にわたってゴールド免許