生田斗真が旅するストッパードの世界 戯曲『ほんとうのハウンド警部』開幕
撮影:加藤孝
戯曲『ほんとうのハウンド警部』が本日3月5日より、渋谷・Bunkamuna シアターコクーンで開幕する。
本作は、英国演劇界の巨星トム・ストッパードが、若き日に放った戯曲。舞台は、まさに「劇場」そのもの。今、観客が実際に楽しんでいる芝居に加え、舞台上では、もうひとつの「劇中劇」が展開。その劇構造を巧妙に交錯させた、ストッパードならでは頭脳プレイが炸裂する斬新な内容だ。何が真実で何が虚構なのか?目の前で虚実が展開していくなか、笑いとともに演劇ならではの臨場感が堪能できる絶好の機会となるだろう。
昨年末に上演決定のニュースが発表されて以来、何よりも大きな話題を集めたのは、その顔ぶれ。まず2017年に同じくストッパード作の戯曲『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(シス・カンパニー公演)以来、4年ぶり2度目のタッグとなる演出・小川絵梨子と生田斗真。
そして吉原光夫、趣里、池谷のぶえ、鈴木浩介、峯村リエ、山崎一といった演劇巧者たちが集結した。
ワクワク感が止まらなくなる7名の俳優陣が小川絵梨子演出のもと、1月末から稽古場に集い、スタッフも一丸となって感染予防対策を講じながら稽古を積み重ねてきた。