2021年6月10日 07:00
明石家さんま、大竹しのぶの声優出演に「感謝」 映画『漁港の肉子ちゃん』を企画・プロデュース
「アフレコで、さんまさんが突然アドリブを(笑)」
『漁港の肉子ちゃん』
――“プロデューサー”としてのさんまさんは、現場ではどのような存在でしたか?
アフレコで、さんまさんがその場でいろんなことを思いついて、突然アドリブを(笑)言ってみてとリクエストされることが多かったです。脚本にはないけれど、「ここでヒ―ッて叫んで」とか。渡辺監督は大変だったと思うんですけど、私自身は楽しかった。プロデューサーとして、渡辺監督と細かいやり取りをしているように見えましたし、お互いに尊敬しあっている感じが伝わって、現場の雰囲気も良かったですよ。さんまさんがもともと、こういう夢がある、ほっこりする話が好きな人だということは知っていましたし、本当にプロデューサーの望む、ご覧になった皆さんが優しい気持ちになれる映画なので、ぜひご家族で見てほしいなと思います。
――今おっしゃった“家族”こそが、作品のテーマといえますね。
肉子ちゃんの「出会った人を必死に愛する」という気持ちが、今の時代はどんどん希薄になっている気がします。実の親子でさえ、言葉や愛情を交わすことが難しい…、それに今はこういう時期ですし。
だから、やっぱりご家族でご覧になってほしいです。