くらし情報『漫画家・ますむらひろしによる『銀河鉄道の夜』の世界を紹介する展覧会、1月28日より開催』

2022年12月29日 12:00

漫画家・ますむらひろしによる『銀河鉄道の夜』の世界を紹介する展覧会、1月28日より開催

ますむらひろし『銀河鉄道の夜・四次稿編』より(C)ますむらひろし


独特のファンタジーと特徴ある猫のキャラクター、そして宮沢賢治作品の漫画化で知られる漫画家・ますむらひろし。『銀河鉄道の夜』を題材とした現在進行中の大作漫画全4巻のうち、既刊の2巻を「前編」として紹介する展覧会が、東京の八王子市夢美術館で、2023年1月28日(土) から3月26日(日) まで開催される。

1952年、山形県米沢市に生まれたますむらひろしは、東京のデザイン学校で学び、1973年に初めて描いた漫画『霧にむせぶ夜』で第5回手塚賞準入選をはたす。心の安息地であるアタゴオルを舞台に、猫のヒデヨシと個性豊かな仲間たちが繰り広げる空想世界の物語「アタゴオル」シリーズで有名だが、この初期の代表作は、詩人で童話作家の宮沢賢治が提唱した心の中の理想郷「イーハトーブ」の精神を、ますむら独自の感性で展開させたものだという。

『風の又三郎』や『グスコーブドリの伝記』など、宮沢賢治の数々の物語を漫画化してきたますむらは、なかでもひときわ謎めいた名作『銀河鉄道の夜』には1980年代から2度にわたって取り組み、1985年には映画の原案も提供している。こうした一連の功績により、2001年には宮沢賢治学会イーハトーブ賞も受賞した。

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