2022年1月20日 18:00
『奇想のモード』展、東京都庭園美術館にて開幕 シュルレアリスムとモードの共鳴を「奇想」をキーワードに紐解く
第4章「エルザ・スキャパレッリ」は、シュルレアリスムに共鳴し、作品にも強い影響を感じさせるデザイナー、エルザ・スキャパレッリの仕事に着目する。だまし絵のテクニックを使ったセーターや、目に飛び込んでくる「ショッキング・ピンク」を発明するなど、スキャパレッリの服やアクセサリーは常に注目を集めていた。
エルザ・スキャパレッリによるドレスの数々
スキャパレッリによる香水と香水瓶
スキャパレッリのみならず、当時のモードはシュルレアリスムに大きな影響を受けた。また、シュルレアリストたちもモードから大きな影響を受けていた。第5章「鳥と帽子」、第6章「シュルレアリスムとモード」、第7章「裏と表−発想は覆す」では両者の相互の関係をたどる。第8章の「和の奇想」では、日本におけるモードの奇想として、虫をモチーフとした帯留めなどを取り上げてる。
シュルレアリスムに影響を受けていたファッション誌、ハーパーズ・バザー
バリー・ゴードン《ポスタードレス》1968年
展示風景より 中央はサルバドール・ダリ《象徴的機能を持つシュルレアリスム的オブジェ》1932-75年
マルタン・マルジェラのジャケットなど
そして、展示は新館に移動する。