コロナでキャンセルになったカンヌ映画祭が、来月3日、「カンヌ2020」ラインナップを発表する。
コロナがなければカンヌでかかっていたはずのこれらの作品は、今後行われる世界の映画祭で、このレーベルのもと、上映される予定だ。最初に当たるヴェネツィア映画祭とはまだ合意がなされていないが、その後のトロント、サンセバスチャン、ニューヨーク、釜山などの事務局からは、すでに支援の声が届いているという。
「カンヌ2020」に入るのはおよそ50本で、賞は与えられない。また、映画館での公開を来年まで延期した作品は、この形でなく、あらためて来年のカンヌ、あるいは来年の別の映画祭に出品されることになる。ラインナップ発表はフランス時間の午後6時。ソーシャルメディアと映画祭のウェブサイトでライブ配信される。
文=猿渡由紀