くらし情報『ミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』、画期的な創作プロセスで誕生』

ミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』、画期的な創作プロセスで誕生

ミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』


近年少しずつ意欲作が増えてきてはいるものの、海外産の作品に比べると成功例はまだまだ少ない日本オリジナル・ミュージカル。その理由のひとつとして挙げられるのが、クリエイションにかけられる時間・手間暇・予算の圧倒的少なさだ。そんな現状に一石を投じるプロジェクトであるミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』が、明日11月15日(金)に東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて「1stプレビュー公演」の幕を開ける。

特筆すべきは、2期に分けたプレビューを行い、ブラッシュアップ期間を設けた後に本公演の幕を開けることと、その本公演を含めた全体をトライアウト公演と位置づけ、将来的にさらに大きな劇場での上演を目指している点。また、創作プロセスとしてはそのようなブロードウェイ式のやり方を踏襲する一方で、内容としては「日本人特有の身体感覚・言語を素直に使って表現する」ことを標榜している点にも期待が持てる。

脚本・演出の西川大貴、音楽の桑原あいとも、ミュージカル作家としては未知数。だが、だからこそ、プロジェクトにスーパーバイジング・ディレクターとして参加している演出家ダレン・ヤップ(『ミス・サイゴン』『ゴースト』)

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