新国立劇場バレエ公演『くるみ割り人形』本日開幕! 小野絢子×福岡雄大ペア公演は配信も
2017年に初演され、2018年、19年と継続して上演されてきた新国立劇場バレエ団の『くるみ割り人形』が今年も開幕。今週末と来週末の5日間、東京・新国立劇場 オペラパレスにて上演される。
英国ロイヤルバレエの元プリンシパルでもあるウエイン・イーグリングによる華麗でスピーディーな振付やユーモアのセンス、そして上品で華やかな美術や衣裳によって現実と夢の世界を美しく描いた本作は、2017年の初演時から好評を博し、古典名作の新境地を開いたと高く評価されている人気演目だ。
バレエファンのみならず耳にしたことのある「花のワルツ」「行進曲」「こんぺい糖の精の踊り」など、チャイコフスキーの美しい名曲が次々と登場、主人公の少女クララがクリスマス・イブの夜に見る夢を通して成長していく姿を描く、というコンセプトも分かりやすく、大人から子どもまで楽しめるストーリーとなっている。一方で、「男性ダンサーにも女性と同等の重要性を担わせ、より高いレベルの踊りを求めたい」というイーグリングの思いが詰まったスピーディーで華麗なダンスは、ダンサーたちが「難しいテクニック が多く、フィジカルの強さが試される」と口を揃えており、特にイーグリングが主役ダンサーに新たに振り付けたパ・ド・ドゥは、高度なパートナリングの技術が必要とされるという。