松久淳と田中渉によるベストセラー小説『天国の本屋』がミュージカル化。1月17日(金)から東京と大阪で上演される。
日本のみならず海外でも出版され、2004年には映画化もされた同作。物語の舞台は、ずばり、天国だ。そこには町も、小さな公園も、喫茶店も、書店もある。就職活動中の青年が、アロハシャツを着たおかしな男に「天国の本屋店長代理」にスカウトされるところから物語が始まる。
一時的に天国に連れてこられた青年さとしは、その天国の本屋で「ユイ」という緑色の瞳をした少女に出会う。書店に集まる子どもたちに、本の読み聞かせをするうち、青年はその仕事に惹かれていき、そんな彼の姿を見て、ユイも少しずつ心を開いてゆく……。
さとし役に舞台経験の豊富なA.B.C-Zの河合郁人が扮するほか、ユイ役には乃木坂46の井上小百合、謎の男・ヤマキ役にはブラザートムがあたる。
演出・脚本は、コメディの舞台から名だたる歌手のコンサートまで手がける菅野こうめいが担当。劇場をあとにするとき、ちょっと優しくなれる舞台だ。1月17日から25日(土)まで東京・よみうり大手町ホール、1月31日(金)から2月2日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼで上演。
文:小川志津子
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