映画『山女』物語のキーパーソンを演じた二ノ宮隆太郎の場面写真&メイキングカット公開

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山田杏奈が主演を務める映画『山女』より、二ノ宮隆太郎演じる泰蔵の場面写真とメイキング写真が公開された。
本作は、柳田國男の名著『遠野物語』から着想を得たオリジナルストーリー。自然を前にしてあまりに無力な人間の脆さ、村社会の持つ閉鎖性と同調圧力、身分や性別における差別、信仰の敬虔さと危うさを浮き彫りにしながら、ひとりの女性が自らの意志で人生を選び取るまでが描かれる。
本作で主人公・凛の運命を決定づけるキーパーソン・泰蔵を演じた二ノ宮は、慣れた様子で遠野弁を話し、優しさと弱さ、狡さを併せ持つ、ある意味劇中で一番人間らしいキャラクターを繊細に表現。共演した山田、永瀬正敏、でんでんらにも引けを取らない迫力を見せるその様子からは生粋の芝居人を思わせるが、二ノ宮のキャリアは映画監督からスタートしている。
2012年に監督を務めた初の長編作品『魅力の人間』で、第34回ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード2012 準グランプリを受賞。2017年には自身が監督・主演を務めた映画『枝葉のこと』が第70回ロカルノ国際映画祭 新鋭監督コンペティション部門に出品され、国際的にも評価を受けた。