アートセンター「BUG」第1回展は雨宮庸介による個展を開催 作家本人によるレクチャーパフォーマンスも
9月20日(水)、リクルートホールディングスが運営するアートセンター「BUG」が、東京駅直結のグラントウキョウサウスタワー1階にグランドオープンする。その第1回の展覧会として、雨宮庸介個展『雨宮宮雨と以』(あめみやきゅうとい)が開催される。
雨宮庸介は、2000年の第15回グラフィックアート「ひとつぼ」展でグランプリを受賞し、2011年には現公益財団法人江副記念リクルート財団の奨学金を受給してオランダに留学するなど、リクルートホールディングスがたびたびバックアップしてきたアーティストだ。オランダ留学以後はドイツ・ベルリンに移住し、絵画・彫刻・映像・パフォーマンスなど、それぞれの領域を横断するようなプロジェクトを展開しながら独自の世界を磨き上げてきた。
作品の「生」は、一個人の「生」よりも長い。雨宮は1975年生まれの中堅作家ではあるが、自身(作家)亡き後に作品がどのように残っていくのかについて思いを巡らせる。人生の最終作や絶筆のことを、白鳥が死に際に鳴くことになぞらえて「スワンソング」というが、彼の試みはすべてこの「スワンソング」のためにある。「人生最終作のための公開練習」なのだという。
そう聞いて展示作品やパフォーマンスを見ると、作品が孕む時間が想像される。
同展では、原稿彫刻という新しく始めたシリーズを展開。言葉もまた雨宮にとって作品の大切な要素だ。作品は、作家本人が鑑賞者とのコミュニケーションを中心としたレクチャーパフォーマンスによって生み出される。木曜日(9月28日、10月5日、19日、26日)はラッキーデーとして、雨宮ではない人々が、雨宮のレクチャーパフォーマンスを引き継ぐという試みも行われる。
なお、展覧会名には、雨宮の鏡文字である「宮雨(きゅう)」とものごとの起点を意味する「以」の文字が使われている。作家自身が鏡の中に滑り込むような不思議な雰囲気に誘われてみたい。
<開催情報>
雨宮庸介個展『雨宮宮雨と以』
会期:2023年9月20日(水) ~ 10月30日(月)
時間:11:00~19:00
休館日:火曜
公式サイト:
https://bug.art
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