2021年4月11日 12:00
坂東巳之助×シム・ウンギョン、初共演のふたりに聞く不思議な恋の物語『消えちゃう病とタイムバンカー』
撮影:稲澤朝博
梅田芸術劇場と英国チャリングクロス劇場による共同プロデュース企画の第2弾、ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー』が今月、東京芸術劇場プレイハウスで開幕する。映画監督・長久允の作・演出で立ち上がるのは、まったく新しい世界観のオリジナル作品。注目必至、斬新な企画のもと、「世界一冷酷な男と、世界一感情が激しい女のラブストーリー」に挑むのは、歌舞伎のみならず映画やナレーターなど多彩な活躍を見せる若手実力派の坂東巳之助と、母国・韓国で確かな実績を認められ、第43回日本アカデミー賞最優秀女優賞に輝いたシム・ウンギョン。本番直前、絶賛稽古中のふたりに、刺激あふれる作品への思いを聞いた。
※こちらの公演は全公演中止となりました(4/14追記)
「Mをどうしても演じてみたいという気持ちが強かった」(シム)
――日英共同プロデュース、映画監督・長久允さんの演出など心惹かれるポイントの多い企画です。お話を受けてどのように思い、作品へ踏み出されたのでしょうか。
巳之助最初に企画書と台本をいただいた時、まず“ミュージカル”と書いてあるのを見て、「これ、本当に僕に来た話ですか?」って聞きましたね。