2021年12月3日 13:00
オペラ『セビリアの理髪師』、 演劇『消えていくなら朝』を無料配信 「新国デジタルシアター」開設
撮影:寺司正彦
新国立劇場が主催公演等の映像配信を行うプラットフォーム「新国デジタルシアター」を開設。 現在、オペラ『カルメン』(2021年7月収録)、子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ『Super Angels スーパーエンジェル』(2021年8月収録)、オペラ研修所修了公演『悩める劇場支配人』のハイライト(2021年3月)が配信中だ。
2020年の春以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの公演中止を余儀なくされてきた同劇場は、その間新たな試みとして公演映像のオンライン配信を行ってきた。2020年4月の第1回目の緊急事態宣言下の活動自粛期間中に計10作品のオペラ・バレエ作品を配信した「巣ごもりシアター」は、延べ25万回もの視聴回数を集めた。また、無観客開催の要請を受けた2021年5月のバレエ公演『コッペリア』では、全4キャストの公演をライブ配信し、4日間の最大同時視聴者数は約16万7千人を記録した。これらの反響を受け、映像という形で舞台芸術を届ける「新国デジタルシアター」の開設に至ったという。
12月24日からは「年末特別配信」として、軽妙洒脱なストーリー展開と軽やかな声の妙技が楽しいロッシーニ随一の人気作『セビリアの理髪師』(オペラ)