今週の「おとな向け映画ガイド」 ラピュタのモデルを舞台にした『天空の結婚式』と、イ・ビョンホンの衝撃作『KCIA 南山の部長たち』をオススメします。
イラストレーション:高松啓二
今週の「おとな向け映画ガイド」
ぴあ編集部 坂口英明
21/1/17(日)
イラストレーション:高松啓二
イラストレーション:高松啓二
今週末(1/22・23)のロードショー公開は10本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。全国100スクリーン以上で拡大公開される作品は『さんかく窓の外側は夜』の1本、中規模公開とミニシアター系の作品が9本です。緊急事態宣言対応で公開本数が少なくなっていますが、選りすぐりの2本をご紹介します。
『天空の結婚式』
若いカップルが親の反対でつきあえない、結婚できない、というのはシェイクスピアの時代からトラブルの火種です。古くは身分違い、家と家の仲が悪い、人種、宗教とか。いまなら、相手が同性だから、というのはあるかも。
ベルリンに住むゲイのカップル、イタリア人のアントニオとパオロが主人公です。結婚を決めたふたりは、アントニオの両親に報告するため、帰国します。
驚く親たち。父親は猛反対です。ところが母親は2つの条件がクリアできれば賛成するといいだします。