『バックルームズ』ケイン・パーソンズ監督の特別解説映像が公開 リアリティへの徹底したこだわりを明かす

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『バックルームズ』ケイン・パーソンズ監督の特別解説映像が公開 リアリティへの徹底したこだわりを明かす

(C)2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.



映画『バックルームズ』のケイン・パーソンズ監督がリアリティへの徹底したこだわりを明かす特別解説映像が公開された。

『バックルームズ』は、16歳で発表したYouTube短編動画『The Backrooms(Found Footage)』が話題となり、17歳で映画化を企画、19歳で撮影をしたパーソンズ監督がA24とタッグを組んだ長編デビュー作だ。史上最年少監督作として世界48カ国で初登場1位を記録し、日本では9月4日の公開以降、Z世代を中心に若い観客が劇場へ押し寄せ、日本公開のA24作品史上最高のオープニング成績を樹立。今年公開のホラー映画で1位となる大ヒットスタートを切った。

本作の舞台は、都市伝説とされていた空間“Backrooms”。「ある日突然“現実世界の裏側”へ外れ落ちてしまったら……?」。どこまでも続く黄色い壁紙の部屋、終わりのない廊下。不自然な間取りと、意味を失い床に埋まった設置物。
わずかに現実からズレている──そんな出口のない“リミナルスペース”で、観客は“最高密度の不安と恐怖”を体験する。

映像の冒頭でパーソンズ監督が「立ち会えただけで感動したよ」と特別な思い入れを明かすのは、バックルームズに迷い込んだ主人公メアリーが、“何か”から逃げ惑うシーンだ。このシーンの撮影場所として選ばれたのは、CGでイチから作り上げた架空の街ではなく、実際に存在する住宅街の一角。具体的には実在する“車庫”を舞台として使用し、そこへ美術部が「ドアや窓やフェンス、郵便受けや芝生を足したんだ」と、細部に至るまで手を加えていったという。バーチャルな空間に頼らず、広大なセットを実際に組み立て、俳優たちがそこで演技することにこだわり続けた監督の姿勢が、このエピソードからも明確に伝わってくる。

パーソンズ監督がこの撮影手法に込めた狙いは、単にリアルな住宅街を再現することだけではなく「観客が見た目や尺度に違和感を覚えるように」することが、もうひとつの重要な目的だったと語る。誰もが見覚えのある日常的な風景の中に、微妙なズレや違和感を忍ばせることで、“普通に見えるのに、どこかおかしい”という独特の空間を作り上げていった。監督はこの空間を「郊外のバイオーム」とも表現しており、この“屋外”のセットに“室内にいる”ような感覚を与えるため、撮影中のセットには劇中全編を通して使用されているものと同じタイプの照明器具を使用し、空間そのものを照らしていたという。


映像内では、実際に撮影したセットをさらにVFXで拡張していることにも言及。実在する空間をベースとしながら、従来のセット拡張の手法を用いて世界を広げ、ファンの色味にまでこだわるなど、ディテールを徹底的に追い込んでいった。VFXで非現実的な世界を作り出すのではなく、あくまで“実際に存在するような空間”を作り上げるためにVFXを用いる。「VFXの拡張の目的はそこにある」とパーソンズ監督が語るように、その徹底したリアリティへの執念こそが、本作ならではの恐怖を生み出している。

映画『バックルームズ』ケイン・パーソンズ監督の特別解説映像


<作品情報>
『バックルームズ』

公開中

公式サイト:
https://a24jp.com/films/backrooms/

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