ヴィンセント・ギャロ監督作『バッファロー'66』20年ぶりのロードショー決定 新メインビジュアルも
(c)LIONSGATE FILMS 1998
1999年に大ヒットを記録した映画『バッファロー’66』が2021年1月29日(金)、渋谷ホワイト シネクイントにて公開となる。それに伴い、新たなメインビジュアルも公開された。
『バッファロー’66』はそれまでクレール・ドニ、マーティン・スコセッシ、エミール・クストリッツァ、アベル・フェラーラなどの個性派監督作品に出演していた俳優であり、ミュージシャン・画家・モデルのヴィンセント・ギャロが初めて監督に挑んだ長編映画。当初は『断絶』(1971年)のモンテ・ヘルマン監督で企画実現を考えるも、最高の作品にするためには自身のすべてを注ぎ込む必要性を感じ、自身が結果監督・脚本・音楽・主演の4役をこなすことになった。
ストーリーは、1991年に実際に行われた「第25回スーパー・ボウル」の勝敗がメイン・プロットになっている。そこにギャロ自身の子供時代の経験と感情を脚本に盛り込み、意表を突く状況設定や意外性のあるドンデン返し、最高のハッピー・エンディングでとことんダメな男の人生模様をカッコよく描く。
ブチ切れやすいのになぜか憎めない男と彼の全てを優しく受けとめる、ぽっちゃり系美少女という従来の恋愛映画では絶対主人公になりえないふたりをスクリーンに登場させ、今だかつて誰も見たことのない恋物語を仕立てたのも特徴。