『キオスク』が林翔太主演で戯曲版日本初上演 橋本さとし、一路真輝、山路和弘らベテラン俳優陣集結
オーストラリアの人気作家ローベルト・ゼーターラーによるベストセラー小説『キオスク』が、林翔太を主演に戯曲版で日本初演されることが決定した。
ナチスドイツが台頭するオーストリアで時代に翻弄される人々を描いた『キオスク』。2019年12月から今年1月にかけて、末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)主演、石丸さち子上演台本・演出による、原作に忠実に上演したリーディング版日本初上演は大好評を得た。今回は作者本人による戯曲版を、より視覚的に、演劇的な身体を駆使した形で上演することを目指している。
本作の主人公は、ウィーンのキオスク(タバコ店)で働くことになった17歳の青年フランツ。ナチスドイツが台頭し、ヒトラーによるホロコーストが始まった1937年のオーストラリアを舞台に、フランツはさまざまな大人たちとの交流や初恋を通じて成長を遂げ、政治や世情と向き合っていく。
主演の林を脇で支えるのは、リーディング版に引き続き出演する、実力派女優の一路真輝、東京パフォーマンスドールの上西星来、ベテラン俳優・山路和弘。さらに、今作には、バイプレイヤーとして数多くの作品で活躍する橋本さとし、秀作舞台の常連女優・大空ゆうひ、劇団☆新感線公演でおなじみの吉田メタル、故蜷川幸雄演出作に多数出演の実力派、堀文明が出演する。