くらし情報『ようこそ『京都市京セラ美術館開館1周年記念展 森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』へ! 内覧会レポート』

2022年3月16日 18:00

ようこそ『京都市京セラ美術館開館1周年記念展 森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』へ! 内覧会レポート

ようこそ『京都市京セラ美術館開館1周年記念展 森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』へ! 内覧会レポート

展示風景より「M式 写真回廊」《ワタシの迷宮劇場》
インスタント写真(拡散転写式印画)は、これまで森村作品を見たことがある人であれば、「知ってる!」と思い出すものも多いだろう。これらは森村が1984年から撮りためたもので、全291点、823枚も並んでいる。森村泰昌というひとりのアーティストが何者かになるだけでなく、しかしそれは何者にもなっていないというひとり遊び=「自由演技」である、と森村は語る。

会場は「M式 写真回廊」とは別に、3つのセクションがある。


ようこそ『京都市京セラ美術館開館1周年記念展 森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』へ! 内覧会レポート

展示風景より「夢と記憶の広場」《夢と記憶が出会う場所》撮影:三吉史高
「夢と記憶の広場」は、森村が扮した30人の「ワタシ」が流れている映像と、そのためのメイク(化粧)する森村を撮影した映像という、ふたつの映像インスタレーションの空間だ。私たちが見ている森村作品は「何者かに扮した『後』」であることに気付かされる。同時に、作品制作の裏側を知ってしまった罪悪感や秘密のような気持ちも、感じるかもしれない。

映像に登場する30人の人物たちが手にしている本や、身に着けている衣装は、「衣装の隠れ家」にある。

ようこそ『京都市京セラ美術館開館1周年記念展 森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』へ! 内覧会レポート

展示風景より「衣装の隠れ家」

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