【スペシャルインタビュー前編】志田彩良の朝ドラへの挑戦「うさ子役を掴むまでは“悔しい”の繰り返しだった」

(撮影/稲澤朝博)
撮影当日。現場は癒し空間となっていた。志田彩良の愛犬2匹が同席しており、「くまちゃん、うさちゃん」と名前を呼ぶ志田の声には優しさが滲む。くまちゃんを抱っこし、終始笑顔を見せていたが、不意に真剣な表情に変わる。芝居について話す瞬間だ。
現在、連続テレビ小説『あんぱん』に、ヒロイン・のぶの幼なじみ“うさ子”役で出演中の志田。念願だった朝ドラに出演するまで、悔しい思いもたくさんしてきた。ようやくつかんだ朝ドラ出演を果たした志田の現在の思いを聞いた。
悔しさを乗り越えてようやく掴んだ朝ドラ出演
――連続テレビ小説『あんぱん』に三週目から出演されています。周りの反響はいかがですか?
ほかのお仕事の現場でも「朝ドラ、楽しみにしています」と放送前から声をかけていただくことが多いですね。あとは地元で歩いていると近所の方からも「朝ドラ、おめでとう」と声を掛けていただいたり、これまでの作品以上に身近な方たちから反響をいただくことを実感していて嬉しいです。
――朝ドラに対してはどういった想いを抱いているのでしょう?
このお仕事を続けていく中で、いつか朝ドラに出演したいという思いがあったので出演が決まった時は「ようやく夢が叶ったな」