10年目のテーマは「“BACH” TO THE FUTURE」 調布国際音楽祭2022
調布の街の風物詩としてすっかり定着した感のある「調布国際音楽祭」が今年10年目を迎え、過日開催概要の発表が行われた(6月18日〜26日:調布市グリーンホール他で開催)。
今年のテーマは「“BACH” TO THE FUTURE」だが、これを「バック・トゥー・ザ・フューチャー」と読ませるあたりが実に心憎い。その背景には、「未来へ繋ぐ音楽祭」という志とともに、10年目を迎えて“再びバッハに回帰する”という思いが込められているというのだから楽しみだ。そしてその言葉通り、プログラムにはバッハを中心とした名曲の数々がずらりと並び、初夏の調布の街を音楽で包み込む素敵な時間が演出される。
魅力的な出演者の顔ぶれもさることながら、やはり注目はバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の存在だろう。「バッハ超名曲選!」と名付けられたプログラムが、BCJ音楽監督鈴木雅明セレクトによる珠玉の名曲たちとなればこれは聴き逃がせない。もちろんバッハ入門にもピッタリだ。その他、深大寺境内出のコンサートや、子どもたちのためのイベントなどなど、今年も盛り沢山なプログラムに興味津々。
公式ホームページ: https://www.chofumusicfestival.com