2022年4月26日 17:00
ドキドキワクワクしながら、考察を繰り広げよう! 『冤罪執行遊戯ユルキル the stage』猪野広樹・高柳明音・市川美織インタビュー
撮影:川野結李歌
無人の遊園地「ユルキルランド」に集められた犯罪者と被害者。彼らは「囚人」「執行人」としてペアを組み、冤罪を主張する囚人たちは無罪を勝ち取るため、執行人たちは自身の望みを叶えるため、アトラクションに臨む。スリリングなミステリーだけに、キャストの3人もいろいろと考察中……!?
4月23日に開幕した『冤罪執行遊戯ユルキル the stage』より、春秋千石役の猪野広樹、莇リナ役の高柳明音、一凛花華役の市川美織に話を聞いた。
――稽古を通して、自分の演じているキャラクターをどのように感じていますか?
猪野千石はいい人なんですよね。自分の命が危険にさらされた時に、人のことを心配できる。でも単なるいい人ではなく、ゲームに参加することに最初は恐怖を感じていたのが、やがて「ふざけんな、お前ら」っていう怒りに変わったり、「俺はやってない」って冤罪を主張したり。そういう人間くさい表現を大事にしたいと思っています。
高柳リナは家族に愛されて幸せな家庭に育っていたけれど、あることをきっかけに、復讐への気持ちだけで生きる人生になってしまいます。人を信じられない気持ちとか、17歳なのでまだ大人としての考えもできないとか、そういうところも「難しいな」