ぴあアプリユーザー限定の貸切鑑賞会「『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』ぴあプレミアムナイト」の模様をレポート
明治から大正、昭和にかけて、甘くセンチメンタルな「夢二式」と呼ばれる美人画で一世を風靡し、デザイナー、文筆家としても活躍した竹久夢二の知られざる魅力を、新発見の作品などから紐解く展覧会『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』。東京都庭園美術館という夢二と同時代の面影を残す邸宅空間と夢二作品との競演ということでも話題の展覧会を、夜間に、ぴあアプリユーザー限定で貸し切るというスペシャルな鑑賞会「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界 ぴあプレミアムナイト」が6月29日(土) に開催された。
『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』展示風景
『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』展示風景
イベントは、通常の展覧会が閉館となった後、18時30分からスタート。20時30分までの2時間にわたり、限られた人数でゆっくりと、自由に『YUMEJI展』を鑑賞して頂いた。
東京都庭園美術館の本館は、1933(昭和8)年に旧皇族・朝香宮家の自邸として建てられたもの。同展の目玉作品である《アマリリス》が展示されている大広間から、大客室や大食堂、殿下・妃殿下の居室や書斎など、かつて宮家の生活の場だった優美な空間を巡りながら、それぞれの場所に静かにたたずむ作品の数々を、参加者は思い思いに、じっくりと鑑賞されている様子だった。