imase、初ホールツアー『Shiki-Sai』 緊張を超える楽しさで迎えられた公演初日をレポート
Text : 石角友香Photo:Viola Kam (V’z Twinkle)
2024年は1stアルバム『凡才』のリリースとその後の全国ツアーやアジアツアー、さらに8月以降は「エトセトラ」「蜃気楼」「Dried Flower」「アウトライン」「プリズム」と、盟友なとりとのコラボ曲「メロドラマ」「メトロシティ」といった異なるジャンル感の配信シングルをなんと1カ月に2曲というハイペースでリリースしてきたimase。アジアの音楽シーンとも共鳴する新世代として存在感を示す彼が、初のホールツアー『imase Hall Tour 2024 “Shiki-Sai”』を全国3都市5公演で実施。ここでは初日のLINE CUBE SHIBUYAでの様子をレポートする。
会場に入ると、ステージに吊るされた複数のパネル状のものに目を惹かれる。この仕掛けがツアータイトルの『Shiki-Sai』の演出に大きな役割を果たすのだが、ライブのスタートは意外な面白さに一役買っていた。というのも、オープニングSEが流れステージが明るくなると、一段高くなった位置にいるimaseにスポットが当たるが、メンバーはパネルに隠れている。