くらし情報『黒柳徹子が声優を務めた人形劇の人形デザインなどでも知られる土方重巳の関東初の大回顧展、横須賀にて開催』

2023年1月24日 12:00

黒柳徹子が声優を務めた人形劇の人形デザインなどでも知られる土方重巳の関東初の大回顧展、横須賀にて開催

「さんびきのこぶたのものがたりぶーふーうー」原画 (「別冊キンダーブック」1960年 フレーベル館) NPO法人 古き良き文化を継承する会蔵


今も愛されている佐藤製薬の象のキャラクター「サトちゃん」を生み出したグラフィックデザイナー、土方重巳の全貌を紹介する関東初の回顧展『キャラクターデザインの先駆者 土方重巳の世界展』が、2月11日(土・祝)より横須賀美術館にて開催される。

土方は1915(大正4)年兵庫県に生まれ、1986年70歳で亡くなった。その生涯の仕事は大きくふたつに分けられる。

ひとつは、1938年に東宝映画でグラフィックデザイナーとして映画や舞台公演のポスター、チラシ、パンフレットなどのデザインを手がけたこと。第二次世界大戦期前後に活躍し「日本の喜劇王」と呼ばれた榎本健一の『エノケンの法界坊』、高峰秀子演じる少女と馬の交流を描いた『馬』などのポスターや原画を展示。戦前の映画ポスターが原画とともに残っていることは稀であり、貴重な機会だ。

もうひとつは、1949年以降、劇作家で作家の飯沢匡と出会ってから子供向けの仕事に取り組むようになったこと。特に絵本版『ヤンボウ ニンボウ トンボウ』や、NHKテレビ『おかあさんといっしょ』の初の人形劇『ブーフーウー』の人形デザインなどで、子供たちを夢中にさせた。
『ブーフーウー』はイギリスの童話『三匹の子ぶた』の後日談として描かれ、大山のぶよ、三輪勝恵、黒柳徹子が声優を務めた。

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