2020年はVR演劇元年だった? VR演劇『僕はまだ死んでない』配信延長、原案&演出のウォーリー木下からメッセージも
現在配信中のVR演劇『僕はまだ死んでない』の販売延長が決定した。さらに原案・演出のウォーリー木下からのメッセージも公開されている。
コロナ禍で、劇場での有観客公演が依然として厳しい状況にある中、劇場体験の代替ではない、全く新しい演劇体験として、VR(バーチャルリアリティー)技術を用いて誕生した「VR演劇」。演劇を楽しむ醍醐味である“舞台上の観たい部分に注目しながら”かつ“舞台上の主人公の視点で”楽しめる、新感覚の演劇体験となっている。
本作では舞台上の主人公の視点にVRカメラを設置して収録。劇場上演の演劇では見ることのできない、舞台上から360度ぐるりと見渡せる映像で、主人公の気持ちに寄り添うも良し、ずっとひとりの人物を追い続けるも良し。自由な視点で、何度も、幾通りも楽しむことができる。
主人公・直人は、脳卒中で倒れ、自分の意思で動かせるのは眼球と瞼だけ、という状態。
直人を取り囲むのは、父、兄貴分の幼馴染、担当医、離婚の話し合いが進んでいた妻。もしも、自分の大事な人が、もしくは自分自身が、倒れて生死の境をさ迷う状態になったら……。その時に人は、何を想い、何を選択するのか。
目を背けがちで話題には上がりにくい、けれど誰もがいつかは迎える「人生の最期」