イギリスを代表する現代作家ダミアン・ハースト、日本初の大規模個展『ダミアン・ハースト 桜』3月2日より開催
Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd (c) Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきたイギリスの現代作家ダミアン・ハースト。その最新作〈桜〉シリーズを紹介する日本では初となる大規模個展『ダミアン・ハースト桜』が、3月2日(火)より、六本木・国立新美術館にて開催される。
日本では2008年の『英国美術の現代史:ターナー賞の歩み』、2009年の『医学と芸術:生命と愛の未来を探る』(共に森美術館)などへの出展歴があるダミアン・ハースト。牛と子牛をホルマリン漬けにした《母と子、分断されて》など、生と死を意識させる衝撃的な作品のイメージが強いアーティストだが、最新作である『桜』のシリーズでは19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈。色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させた。
同展では、2021年カルティエ現代美術財団により世界で初めて紹介された『桜』シリーズを、桜の開花時期に合わせて日本で初めて公開。ハースト自身が同展のために、107点から成る『桜』のシリーズから作品を選び、展示空間を作り上げる予定だ。
大きいものでは縦5メートル、横7メートルを超える画面に描かれた風景は、儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘ってくれるだろう。
スタジオでのダミアン・ハースト2020年Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd (c) Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
ダミアン・ハーストのスタジオ風景Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd (c) Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
【開催概要】
『ダミアン・ハースト桜』
会場:国立新美術館 企画展示室2E
会期:2022年3月2日(水)~5月23日(月)
休館日:火曜日(5月3日は開館)
時間:10:00~18:00、金土は20:00(入場は閉館30分前まで)
料金:一般1,500円、大学1,200円、高校600円
■展覧会公式サイト: https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/damienhirst
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