アニッシュ・カプーア、ピエール・ユイグ、赤瀬川原平ら9組が参加 『2021年宇宙の旅 』展、表参道・GYRE GALLERYにて開催
1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督による名作『2001年宇宙の旅』。映画の時代背景となった2001年から20年を経過した今年、『2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ』と題した展覧会が2月19日(金)より東京・表参道のGYRE GALLERYで開催される。
映画『2001年宇宙の旅』は、人間とテクノロジーの関係、人類の進化をテーマにしたSF映画の傑作だ。物語は、猿人が謎の黒い石板「モノリス」に触れたことで道具を手にし、「ヒト」へと進化。そして2001年、人類は「モノリス」の謎を解き明かすべく、初の有人木星探査に出発するが、旅の途中、宇宙船ディス カバリー号をコントロールしていた人工知能「HAL9000」が乗組員に反乱を起こす。
同展は、映画に登場する「HAL9000」や「モノリス」のヴィジョンなど、描かれた宇宙観について問い直し、「宇宙旅行」「AIの反乱」「非人間的な知性」「人工的な進化」といった現代の宇宙や人工知能にまつわる問題をアート作品によって探求していくもの。
宇宙を閉じ込めた「宇宙の罐詰」、宇宙でも人間が生きられるように臓器の機能を拡張するコルセット、市場から見捨てられたキャラクターが月面を彷徨う映像作品など、国内外9組のアーティストによる作品を展示。