1990年の創設から31回目となるパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)2021の開催概要が発表された(7月23日〜8月1日:札幌コンサートホールkitara他)。
「世界の若手音楽家の育成」を趣意・目的に掲げる国際教育音楽祭PMFが、コロナ禍にあっても可能な限り、創設者レナード・バーンスタインの理念と音楽教育を堅持しながら「未来につなげるPMF」を目指して開催されることは嬉しい限りだ。
2021年のPMFは、海外在住のPMFアカデミー生に対し、5月から6月にかけてオンライン教育プログラムを実施し、その模様を公式ウェブサイトで配信するなどオンラインを積極活用。7月には約25のコンサートが予定され、国内の音楽家で結成する「PMFオーケストラJAPAN」が2つのプログラムによって音楽祭を盛り上げる。
※パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)は、1990年、『ウエストサイド・ストーリー』の作曲者として知られる世界的な指揮者、レナード・バーンスタイン(1918〜90)が、ロンドン交響楽団とともに札幌で創設した国際教育音楽祭だ。これまで約30年にわたり、世界77カ国・地域に延べ3,600人以上の優秀な音楽家を輩出し、未来のクラシック音楽シーンを担う人材の育成に貢献してきている。