映画『ココでのはなし』吉行和子の温かい演技に心が解きほぐれる本編映像公開

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映画『ココでのはなし』の本編映像が公開された。
都会の喧騒に佇むゲストハウス“ココ”を舞台に、住み込みバイトの詩子と“ココ”に集う人々の交流を綴った本作。ワルシャワ国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、インディ映画では異例となる10以上の海外の映画祭で上映され、市井の人々への温かい眼差しと美しい映像で、世界中から高い評価を得た。
都会の喧騒に佇むゲストハウス“ココ”に住み込みで働く詩子(山本奈衣瑠)は、元旅人でオーナーの博文(結城貴史)、SNSにハマりライフハック動画を配信する泉さん(吉行和子)と共に慎ましくも満ち足りた生活を送っている。“ココ”にやって来るのは、バイト先が潰れてしまい目標もなくくすぶっている青年・存(たもつ/三河悠冴)、声優の夢を諦め就職しようとするも両親から帰国を促されている中国人のシャオルー(生越千晴)など、悩みを抱える若者たち。そして笑顔でお客さんを迎える詩子にも、父親(モト冬樹)との確執、そしてわけあって田舎を飛び出してきた過去があった……。
忙しない日々の中で今を切に生きる若者たちの姿を丁寧に描き出した本作は、これが長編デビュー作となる31歳の新鋭・こささりょうま監督をはじめ、スタッフ・キャストともに日本の映画界の未来を担う若い才能が集結している。